執筆者の紹介
このページの文章は、2013年度に入学した国際文化学部生で、現在(2015年6月)フランスへの留学が決定している学生さんに書いていただきました。留学したいけれども、どのような準備を、どのようなタイミングでやっていけばよいのか分からないという人は、ぜひ読んで参考にしてください!
1年生のとき
私は高校の頃から、芸術を勉強するためにパリに留学したいという目標がありましたが、大学に入るまでフランス語はまったく習ったことがありませんでした。
もちろんみんなと同じように1から勉強していましたが、だんだん「もっと勉強しなきゃ!」と思い始め、後期からはNHKラジオのフランス語講座を聞いたり、初級の参考書を買って授業以外にも勉強し始めたりしました。
「Sクラス」にも入り、フランス語学習に熱心な友人たちから刺激を受けたので、頑張ろうという気持ちも強くなりました。
私はこのとき、とりあえず今までのあやふやな文法を固めようと思い、練習問題がたくさん載っている『フランス語初級卒業講座』という参考書を買いました。
この本は、基本的な文法事項が一通り載っていて例文や説明も堅苦しくなかったので、続けやすかったです!
また、この頃から3年次後期からの「交換留学」に対して意識し始めるようになりました。
というのも、交換留学の選考が2年の秋ごろから始まり(パリは全学協定のため1月からでした)、応募資格に語学力(TCFまたはDELFのB1)も必要なため、このままでは全然伸びなさそうだなと感じてきたからです。
「フランス語の語学試験」の内、DELFは、TOEFLやIELTSとは違って春と秋の2回しかありません。
そして2年の秋にB1を取るには、2年の春にA2があると心強いなと思い、A1は無理やり飛ばしてA2から勉強することにしました。
試験対策は、英語を勉強するときと同じような方法です。問題集を買い、答え合わせをし、そこから間違えたところや問題文を使って、何度も書いたり読んだりしました。
私は要領よくパパッと勉強したりする方ではなく、自力でひたすら頑張るタイプなので、まだ初歩のうちは中学、高校のときに普通に英語を勉強するみたいにしていました。
このようなフランスの出版社の教材は、ここの欧明社で購入することができます。もしここになくても、問い合わせると取り寄せもしてくれるようなので便利ですよ!
作文と面接はうまくいくか不安でしたが、解答例を教材にして何度も真似をし、予定通り2年の春にA2を取ることができました。
2年生のとき
2年生になってまず、夏のリヨン語学研修に参加することを決めました。
目標があることで少しでもそれまでに準備した方がいいかな、という気持ちになることができ、この時はフランス語をとりわけ一生懸命勉強していた気がします!
授業では、廣田先生の仏語IIIA、バニュウ先生のフランス語会話(週2コマ)、国際文化学部のフランス語演習を履修していました。
学部の授業では、パリの美術館のパンフレットを読んでいて、学習教材以外でも楽しくフランス語が学べるものってあるんだなと感じました。
このころから、実践的なリスニングもし始め、TEDのフランス語版や先生が教えてくださったFrance2のニュースをたまに見ていました。
これは少し難しく、3年生になってやっと内容がわかるようになってきたくらいですが、耳を慣らしなんとなく理解するのでも十分効果的だと思います!
リヨン研修では、朝から夕方までみっちり授業で宿題もあるため毎日たくさん勉強しました。
旅行に行ったり、美味しいものを食べたり、とても楽しかったです。(この研修については、こちらのページを見てください!)
そしてこの研修中、本屋さんに行き子供用のフランス語辞書とB1の練習問題を購入しました。
現地で買うと、日本で買うよりもかなり安いというのもありますが、子供用の辞書については特に買ってよかったと思います。
今まで面倒で電子辞書しかほぼ使っていなかったのですが、この辞書は絵も描いてあり説明も簡単で、楽に使えました。
帰国してからは、秋の試験に向けて今までの教材を見直しました。
そしてリヨンで身につけた会話力やフランス語への親近感を信じ、なんとかB1まで取ることができました。
学校の授業だけでは足らないことも多いと思いますが、うまく自分の勉強法を見つけることが語学力を伸ばすのには大切だと思います!
3年次前期
パリへの交換留学を控えた今は、TEDやフランス語の音楽をシャドーイングしたり、リヨンで使った教材を見直したり、ニュースは毎日見たり、少しずつ実践的な準備をしています。 他の留学予定者の中には、大学のフランス語の授業をかき集めて受講したり、個人的にレッスンを受けている子もいるようです。
また私は、8月に神戸松蔭女子大学で開講される、約1ヶ月のフランス語集中講座に参加します。ネイティブの講師により、朝から夕方までしっかりと授業が受けられるので、留学前のラストスパートとして力をつけたいと思います!
この講座は、いくつかのレベルに分かれていて誰でも受けることができます。神戸大学からも、毎年数名が参加しており、中には8月にこの講座を受講してからリヨン語学研修に参加するというツワモノもいましたよ!
交換留学選考
私は、第一志望意が全学部協定のパリ第7大学だったので、選考に向けての書類準備は年明け頃から始めました。
全学部の方では、筆記試験はなく提出書類が何枚かと日本語、フランス語の面接がありました。フランスの場合、主に志望動機書が大切な審査の基準となると思います。
そこでは、日本語とフランス語、それぞれA4用紙約2枚分を提出します。フランス語の方は、正確に言いたいことが表現できているかが不安だったため、フランスの留学生にお願いして、添削をしてもらいました。
また、行きたい学部や、取りたい授業なども詳しく調べておく必要があります。そのため、現地の大学のホームページをよく見て内容を理解しなければなりません。これは、面接の際も深く聞かれることが多く、よく整理しておくことが大切だと思いました。
その他に、留学は大学だけで生活するわけではないので、その土地で自分が何をしたいのかもポイントになってくると思います。自分の興味や得意分野を、うまく生かすことができると、より充実した留学になるでしょう。
留学決定から出発まで
私が留学の内定をもらったのは、2月の下旬でした。そこから、向こうの大学とのやり取りをする、たくさんの書類準備が7月頃まで続きます…!一つ一つ、同じフランスの大学に行く子たちと確認しながら、頑張りました。
そしてやはり、キャンパスフランスの登録、ビザの申請が大きな準備になると思います。私も、初めはよく分からず戸惑っていましたが、5月末頃からキャンパスフランスのサイトに入り、少しずつ登録をし始めたほうがいいです。
また、それと同時に、現地の大学の担当者と直接メールでやり取りをすることもあります。そのようなメールは重要事項が多く、辞書を引きながらしっかり理解することが大切だと思います。そして、添付書類はフォルダに分けて整理し、ビザ申請の際にすぐ揃えられるようにしました。
このような事務的な準備の他にも、旅行雑誌やサイトなどを見て、どこに何があるのかを調べておくのも非常に大切だと思います。 私は、寮の申請や寮に入れなかったときのための部屋探しを始めたときに、頻繁に見るようになりました。
近くに何があるか、治安はどうか、交通手段は何かなど、先輩や留学生に今もたくさん質問しています。 日本の感覚でいると危ないことも多いので、実際に体験した人のお話は、とても参考になりました。 メトロが詳しく載っている本や、美術館やお店、カフェがたくさん載っている本を読んで、地理を理解しておくと生活も多少楽になると思います。

